本稿では、オープンな共同地図の作成と公開について述べる。
この地図は、著者の作成されたもの『Projetando Memória 』(2009年出版)を理
論的な基盤としている。
『Projetando Memória』では、記憶、場所、文化の関係が重要なテーマとして扱
われており、本プロジェクトはその考えを実践的に発展させたものである。
この共同地図は、2015年から段階的に作成されてきた。
目的は、文化教育および環境教育に寄与することであり、教育活動や関連プ
ロジェクトの中で活用されている。
特に、地域の記憶や環境に関する情報を共有することを重視している点が特 徴である。
2020年以降、この地図はデジタルブックおよびウェブサイトの形式で公開さ
れている。オープンアクセスの制度のもとで提供されており、誰でも無料で
閲覧および利用することが可能であり、一般の人々にも広く活用されること
が期待されている。

本プロジェクトは、研究および学校公開活動(エクステ
ンション)と結びついた継続的な教育活動の成果の一つ である。
これらの活動は、ブラジリア・センター大学(CEUB)、
ブラジリア大学(UnB)、
およびブラジリア・カトリック大学(UCB)における、
建築・都市計画学およびビジュアルデザインの学部課程
の授業を通して、学生とともに実践されてきた。
その結果、本取り組みは、複数の大学が参加する学際的
かつ機関横断的な成果群を形成している。

このように、約10年にわたる教育活動を通じて、
多くの学生による解釈と創造性が、
手作業(アナログ)およびデジタルの両手法によって表現されてきた。
教員および指導者としての当初の目的は、
ブラジリアのプラーノ・ピロト(都市計画案)および連邦直轄区に関する生
物文化的な参照枠を広く共有することであった。
その結果、500点を超える画像からなる資料群が形成された。
ブラジリア・イラストラーダ・コレクションを構成するこれらの写真は、一
種のデリバブ(ミラージュ)として集積されたものであり、
本地域およびその多様な地域的特性に対する認識と感受性を、
私たちに喚起する可能性を有している。

Sávio Guimarães